戦争映画はアクションは勿論ド派手で面白いのだが、大半はリアリティーを失ったマンガチックなものだ。刑事ものでもそうなのだが、私はリアリティーを求める質である。趣味で始めたいと思っているエアーガンのことでもCQBに特化したものを目指したいなどとのたまわっている。ここ最近の戦争を扱った映画は、実話を題材にしたり、近年の世界情勢を密に扱ったものが見受けられる。その中でもベスト1は「ブラックホークダウン」なのだが、本作もそれに迫りつつある作品だ。人種紛争によって戦災難民となった人たちの自由を勝ち取るという結末にはなるのだが、ここで鼻につくのはアメリカの「正義論」くさいところか。勿論人間性を重視しようとする赴きもあるにはあるのだが、少し強引すぎて浮いてしまっている。
駄目だしが過ぎてしまったが、近頃スクリーンではあまり活躍していないブルース・ウィルスだが、この作品を作るのに5年もかけていた所為だったのか。当初はダイハード4のために用意されていたそうだが、そうしなくて正解。
レンタルしてもいいし、勿論お金出して買っても損はしないことは保証する。

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