「猟奇的な彼女」で昨今のアジア映画の水準は高いと申しましたが、この作品の監督イー・ツーイェンは凄ウデです。スナイパーなら超一流!
ワタクシメのハートも射抜かれたほどです。
ストーリーはごく平凡な高校生を主人公にした恋愛もの。ワタクシメの文章力の無さからしても、こう書き記すと陳腐なニオイ満載です。
こと、そんな陳腐な恋愛ものが映画として作られたならば、もう月9並にゲンナリです。
ですが、そこがこの監督の力量。上手く撮る事にもたけていますが、これが映画初出演のグイ・ルンメイの魅力を引き出すなど、ワンマンではなく役者とセッションを持ちクオリティの高い作品に仕上げています。
日本映画も頑張ってはいますが、如何せんもう少し若手の才能を伸ばす場を提供していかなくてはいけませんな。所詮ハリウットの真似事は真似事に過ぎません。小津先生が嘆いていますよ。
ということで、これは買っても損なし。良い思い出に浸れるでしょう。

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